コラボショー (つづき)

 

 コラボショーをお読みでない方は
そちらをお読み頂きこの「コラボショー(つづき)」をお読み下さいませ。

 

 

さてさて、その奇跡の出来事とは・・・

 

2度目のショーの中盤、「糸渡りの曲」での事。

細い糸の上を独楽が渡る、別名「お染め久松、通いの独楽」

 

お手伝いが必要なので

「今日お誕生日の人~」と聞くと、「T君」「T君」と声が上がり

見るとちっちゃな男の子が、手を上げていました。

T君を席まで迎えに行き、一緒にステージへ・・・

 

T君には30㎝四方の黒い板を渡し、両手で 水平に 持ってもらい

「右足を半歩前に出して」と言うと 反対の足が・・・

「それは左足」と 突っ込むと 会場から笑いが・・・

 

そんなやり取りをしながら、板の端に糸を固定し

スルスルと3~4メートル程 糸を伸ばし

糸巻きを床に置いて 準備完了!

コラボショー14.11.27③

糸渡りの独楽を手に取り、(画面左下:赤と黒の少し大きめの独楽)

T君の持つ板の上でしっかりと廻し

独楽の心棒に糸をひとからげ・・・

 

さてここからです。

実は左紋、内心ちょっと心配でした。

3~4メートル離れた先から糸をピンと張ると

独楽が糸を渡りを始める・・・ そんな手はずです。

しかし、このピンと張るには案外引く力が要るのです。

その引きに、T 君(年中さんかな?)が耐えられるのか?

手を離さないかな~ 大丈夫かな~

いつもならもう少し体の大きな子を選ぶのにな~

 

なんて思いながら糸巻きの所まで戻り

「T君頼むよ~」と心の中で叫びました。

 

「よし!」 との思いで糸を引くと、T君一瞬 グラッと・・・

「うわぁダメか~ がんばってくれ~」

 

T君持ち直しました。

「よし行ける」

すでに独楽は糸の上を1メートル程進んでいます。

「ここまで来ればもう大丈夫」と思い、客席へ視線を移しました。

すると最前列に座っていた年長さんの男の子と目が合いました。

ほとんどの人は独楽の動きを追いかけているのに

その男の子は、独楽を見ないでじっと私を見ています。

 

何故か視線を外すことが出来なくなり、思わずその子に向かって

♪「もう いくつ ねると~」と歌い、目で「はい」と合図を送りました。

するとその子を中心に数人の子が

♪「お しょ お が つ ~」と歌い返して来ました。

やめる訳にも行かず

私 ♪「お正月には」子供達 ♪「たこあげて~」

だんだん歌う人数が増えて

♪「こまを~まわしてあそびましょ~」もう大合唱です。

♪「は~やく 来い来い お正月~」と皆で歌いきったその時・・・

T君の所から糸を渡って来た独楽が、私の手の上にピタリ。

 

まさに奇跡の瞬間です。

 

拍手喝采! 凄いのなんの・・・

 

余韻に浸る間もなく、けちゃっぷ先生にバトンタッチ・・・

「お次ですどうぞ」と目で合図を送ったのですが

「えっ、私」という感じでボーッとしていました。

「あれっ、まだ独楽やるんだっけ?そっちの番じゃ?」又々目で合図。

気を取り直しショーを始めるけちゃっぷ先生。

続いて私。

最後にけちゃっぷ先生、巨大風船と巨大空気砲。

大盛り上がりで無事終了!

 

楽屋に戻り「大合唱、神がかり的でしたね~」と、けちゃっぷ先生。

「そうそう、歌い終わった時に独楽が手の上にピタリと乗ったしね」

音出しのスタッフも「すごかったね~」と楽屋はこの話で持ちきりでした。

 

デビューして25年。

一度として舞台上で歌など歌った事も無く、カラオケにも行かない私。

 

そんな私に歌わせ、そしてあの大合唱。やはり神の仕業?

色々考え、ふと合点がいきました。

「音楽の神様が降りてきて指揮棒を振ったんだ」と・・・

 

 

T君。そう彼の名前は ”た く と”

 

 

奇跡だ~!

 

 

 

最後までお付き合い頂き誠にありがとう御座います。

私から皆様に特典映像をプレゼント!

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どうぞお楽しみ下さい。

♪「もう いくつねると~ お正月~ ・・・」

江戸独楽コレクション

 

 

 

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