今年1月14日、星川杉山神社でどんど焼きが行われ、
神楽会のメンバーが獅子舞やお囃子で境内を賑わせました。
昨年の秋にこの企画が持ち上がった際
どんど焼きとあまり縁のなかった私は
そもそも「どんど焼き」とは、を調べてみました。
「注連縄や注連飾りによって出迎えた歳神さまを、
それらを焼くことによって炎と共に見送る・・・」とありました。
そこから、作り物が嫌いでない私の勝手な妄想が始まり、
神楽会として演奏や舞をするだけでなく、
実際に自分たちの手で注連縄や注連飾りを作り
「どんど焼き」に参加できたらと考え
わら細工を習い始めました。
ワラを選り
ワラを打ち
縄を綯う
①ワラ選り・・・ワラの外葉の袴と呼ばれる部分を取り除く
②ワラ打ち・・・湿らせて叩く事で、ワラ全体が柔らかくなり、
細工しやすくなる
③縄綯い・・・右綯い・左綯い、細縄・太縄
2本編み・3本編みetc.
意外や意外、縄を綯うまでの準備が大変な事に驚きです。
初めてのわら細工に悪戦苦闘しつつ
よい師匠と仲間に恵まれ
いくつかの作品を作ることが出来るように・・・
その一部
ミゴほうき
編み袋(一升瓶入れ 他)
べんけい
しめ飾り
藁打ち機の修復(土台の設計から含め、半年がかりでした)
大物は、星川杉山神社ご神木の「大しめ縄」(幹周り3.6m)
しめ縄の芯(あんこ)作りに始まり
あんこにワラを巻き付けながら、撚りをかけ綯う
3本目を綯い込む
〆の子を付け
紙垂を取り付け
ご神木に取り付け
完成
神楽会のメンバーとしめ飾り作り(星川1丁目自治会館にて)
そして今年の締めくくりは
星川杉山神社のご社殿前に設置したお正月飾り
わら細工の師匠の出身地、宮城県丸森町のお正月飾り
戦前まで作られていたそうです。
戦時中、どんど焼きでお炊き上げをする際
火柱が上がるのでけしからん(標的になる)とのことで
中止を余儀なくされたそう。
この度、星川杉山神社さんの全面的な協力の下再現できました。
師匠がこのお飾りを最後に見たのは十三歳の時だそう。
実に七十五年ぶり!
この正月飾り設置に至るストーリーは、新聞記事になりました。
東京新聞 2017年12月22日(金) PDF版はこちら 東京新聞 記事(17.12.22)
朝日新聞 2017年12月29日(金) PDF版はこちら 朝日新聞 記事(17.12.29)
毎日新聞 2017年12月29日(金) PDF版はこちら 毎日新聞 記事(17.12.29)
初詣は星川杉山神社へ是非!
元日は境内で「ちんどん」と「獅子舞」もありま~す(11:00頃から)